産後の恥骨痛で歩けない
経産婦の3人目安産だったので体力の消耗はそこまでなく、胎盤も無事に娩出、会陰部の亀裂もごくわずか。少し縫ってもらいましたが、さほどの痛みはなく。出血は中等量程。
「あぁ~…8年ぶりでも産めた…。」
と、ホッとしていると、助産師さん達からも、お褒めの言葉を頂き喜んでいたのですが。
出産後の分娩台での安静が終了し、体を拭いてもらうとなった時です。
あいたたたっっ!!
今までで一番の恥骨痛が!!
そりゃそうです。3400gもの大きな赤ちゃんを出したんですから。
そりゃ、開いてグラグラになるのは過去最大…。
横に向くのも、お尻を上げるのも、少し体を動かしただけで激痛が走る!!
何とか全重力を腕で支え、助産師さんの指示に従います。のちに腕が筋肉痛に。
着替え終わった後、車椅子に移動するとなった時、
全く歩けません!!
90代のヨボヨボのおばあちゃんになった気分です…。
全介助してもらい車椅子に乗り、病室に移動しました。
1人目、2人目とこんな痛みはなかったので。やはりアラフォー、3人目。
簡単には終わらせてくれないなと感じました。
出産0日目のこと
私は出産したのが朝7時だったので、その日は出産0日目になり、夕方の診察ぐらいで予定はなく安静に過ごしていました。朝に産んだら1日ゆっくり過ごせて得した気分です。
2人目も朝に産みましたが、こんな風には思えませんでした。
やっぱり3人目の余裕というやつでしょうか…。
上の子達の時は夫が病室にいてくれたので、あれ取って、これ取って、ああしてこうしてと頼めました。
ですが、現在は感染対応で面会制限があり、病室では自分ひとり。あらゆる物を枕元に置いて動かずに済むようにしましたが、それがとても苦労しました。
出産後初めてのトイレ。相変わらずの恥骨痛…
ヨボヨボの90代のおばあちゃんです。
何とか歩いて自室内のトイレに向かいます。支えがないと立てません。
おしもも腫れてて座るのも痛いです。産後はやっぱりボロボロです。
情けなくて笑えてきます。悪露もドバドバ出て、体が思うように動かないので処理にてこずり、トイレ1回にかなり時間がかかります。
イギリスのキャサリン妃が第三子出産7時間で退院しメイクをしてヘアセットしてスーツを着てヒールを履いて、赤ちゃんを抱いてメディアの前に出てきていましたが、考えられません。同じ人間??宇宙人なの?ロボットなの?と疑ってしまいます。
午後に診察があり経過は良好。お風呂の許可が出ましたが、恥骨痛でお風呂どころではなかったのでそお断りしました。
夕方、学校終わりの上の子2人を連れて、夫と3人で面会に来てくれました。
可愛い可愛いと大はしゃぎの2人。特に長女は何とも言えない表情で、赤ちゃんを見ていました。その時、あぁ家族が増えたんだ~と強く実感しました。
授乳開始
産後1日目。授乳が開始します。上の子2人とも完母だったのですが、やはり年月が経つと忘れています。覚えていたのは、最初頑張りすぎると乳首が切れるということです。
最初は頑張ってもおっぱいが出ないのはわかっています。なので数分で終了していました。
ですが…私の乳首の皮は、かなり薄いようで。
出産すぐに、子宮収縮を促すために数分吸わせた左の乳首がすでに切れていました。
そこから地獄の授乳が始まります…。
授乳は出産よりも辛い
切れた乳首は吸わせるたびに酷くなります。左が痛いから右が長くなり、右も切れてしまいます。
助産師さんに相談すると、乳輪が隠れるくらい深く吸わせるのがポイント、そして後は保湿!!
とのことで何かするたびに乳首に病院でもらったリペア二プルをひたすら塗っていました。
ですが、塗ったものが服に吸収されすぐに乾燥するし、乳首が服にこすれるたびに激痛が!!
上の子の時はラップを貼って保護していたのですが、今回の病院ではカビが生えると推奨しておらず、ただひたすら痛みを和らげるためリペア二プルを塗る作業を何度も繰り返していました。
そして、産後3日目にとうとうおっぱいが張りはじめたのです。
おっぱいがパンパンに張って激痛、さらに乳首も激痛…。
痛みの間隔がある陣痛に比べ、おっぱいは常に痛い。
絶対に出産より授乳の方が辛いと思ったのは私だけでしょうか…
おっぱいは吸ってほしいけど、乳首は激痛で。まだ新生児なので吸う力も弱くて。
授乳ってこんなに辛かったっけ…。
と半泣きになりながら1人授乳に耐えていました。